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今日は最後の観光日

今日は残念だけど、最後の観光日。

 

朝食後はすぐに昨日見ることができなかったエアフルトドームを見に行ってきました。

 

中世時代オリジナルのステンドグラスも素晴らしかったのですが、とても珍しいものを見つけました。

 

棺に入ったキリストの像です。

 

ドイツ各地の教会を見ましたが、初めての像で、娘ちゃんもちょっと驚いた様子。聖書のその場面を容易に想像できてしまう、リアルな感じでした。

 

さてホテルに戻って荷物を取ってから、こちらへ向かいました。ブーヘンヴァルト強制収容所

です。

 

ワイマールの近くですが、エアフルトから40分ぐらいでしょうか。1937年に設置されて1945年にアメリカ軍に開放されるまで使用されていました。

 

入場料は無料ですが、オーディオガイドには料金がかかります、詳しい施設案内地図は、案内所で手に入りますが、それには寄付金としてお支払いしてくれたらなあ、、ということで、箱が設置してあります。

 

大変広い敷地で、11時半から3時頃までいても、、、見終わることが出来ずでした。

 

コロナの影響で展示施設が閉鎖の所もありましたが、2か所の大小テーマがぞれぞれの展示室は観覧可能でした。

 

建物は、収容所入り口の門、監視塔、司令部、線路の後などを見ることができます。メインの敷地内の収容所楝跡には、ユダヤ人だけではなく、ジプシー、同性愛者など犠牲になった人たちへの慰霊碑のように、石が積まれていたり、蠟燭も置かれています、シンドラーのリストでみたように、お墓の周りに石を並べたようになっているのです。

 

収容所の歴史資料博物館では、多くの人たちが食い入るように、ショーケースの中の展示物を覗き込んでいました。ビデオで見られるもの、遺品、書類、写真。娘ちゃんは、今日はここに来ることに、不満をかなり持っていたのですが、この展示室では、ただ次々と説明を読み進め、観覧していました。時折、あまりにも悲惨な写真やビデオのところは通り過ぎていたようです。

 

彼女も学校で歴史を習い、アンネの日記は日本語で読んだのが初めてでしょうか、テレビなどでもドイツの戦争時代の映像も診ているし、この戦慄な収容所のことは若干知っていますが、訪ねたのは初めてのこと。この経験を通して、よりこの時代を知ったのではないかなと思います。

 

線路の跡を見に行きました、跡といっても線路が残っているので、うーん、ここから貨車から降ろされた人たちがあちらの収容所まで歩かされたんだな、、、と思うと、映画で見たシーンが頭の中に現れました。静かな森しかない、観光客がラフな姿で歩き回るこの場所が、罵倒と悲鳴が混ざり合っていただろうし、、すすり泣きに泣き叫ぶ声もあったかも、、。

 

こちらのHPでは、簡単ですが、わかりやすく説明されていました。参考になるかなと思います。

 

http://konotabi.com/photoalbum2/2011DB_CZ_Buchenwald/top.htm

 

もっと向こうまで見たかったね、、と言いながらこちらを後にしました。だってここから4時間かかるわけで、旦那様が一人で運転だし、いくら日が長い季節とはいえ、暗くなる前に帰らなければ。

 

またいつか再来しましょうと、ワイマールも訪ねたいし。こちらも戦時中は被害を受けてかなり破壊された都市なんですね、歴史もありますし、絶対にリベンジします!

 

最後に、この敷地内にカフェがあるのですが、障碍者の方たちの支援施設として運営しているカフェでして、軽食や飲み物などお安めで提供されています。ぜひ、休憩時間をこちらで!

 

盛りだくさんの旅行でしたが、、、7時過ぎ、無事に自宅に帰ってまいりました。帰りも途中雨に降られて、旦那様は運転がしんどかったそうです、、、大変お疲れさまでした!